技術レポート プラスチック加飾技術の最新動向

加飾技術の動向を考えるときに最も重要なことは消費者が得たい心の状態は何であるか、働きかけるべき消費者の感性のポイントはどこにあるかを知ることである。2014年2月に中小企業庁が発表した「中小企業の特定ものづくり基盤技術の高度化に関する指針1)」の中には、例えば精密加工に係る技術に関する事項の中で「エ.高感性化:高機能性、高信頼性といった従来の価値を超えて、使用者の感性に働きかける製品が認知されてきている。ユーザーニーズの高感性化が進む中、製品の美しいデザイン形状や表面の仕上がり等高い意匠性を付加する技術の向上が求められている。」(同指針21ページより引用)と書かれているように、政府も消費者の心に訴えかける製品づくりの重要性を認識している。

<関連情報:プラスチックの加飾技術

レポートでは、製品に付加価値をつける方法としての加飾技術の動向を、技術オリエンテッドではなく、ユーザー側からの切り口で分類し、技術に関する解説を付け加えるという流れで最新動向を解説する。

◆金属調加飾技術(プラスチックめっき技術、金属調フィルムによる加飾、メタリック顔料による着色)

◆黒の表現による加飾技術(ピアノブラック成形技術)

◆ソフトタッチ加飾技術(ソフトタッチ塗料、発泡成形との二色成形、ソフトタッチシボ、静電植毛)

◆オンデマンド加飾(インクジェット塗装、オンデマンド転写箔、オンデマンド水圧転写)

◆能を付加した加飾技術(耐傷つき性コーティング、無反射シボ)

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