ZOOMを使いこなす

独立して仕事をしていると、遠隔でミーティングする必要がでてくることがあります。そのようなときにZOOMが有効です。ここでは、WEB会議システムZOOMについて書きます。

Skype vs ZOOM

ZOOMが有名になる前は、無料インターネット電話としてSkypeが有名でした。もちろん今でもSkypeは使われていますが、急速にシェアを失っています。

Skypeは発想が「電話」ですから、「電話番号」を持ったもの同士の「通話」が基本です。その機能を拡張して多点間の通話やビデオ会議を可能にしました。Skypeを使う時に面倒なのは、お互いのSkype IDを事前に確認しておき、主催者が参加者を呼び出す必要があることです。

一方、ZOOMは発想が「会議室」です。主催者は会議を設定し、「会議室の部屋番号」を参加者に伝えます。「会議室の部屋番号」は固有のURLになっており、そのリンクをクリックすると「部屋」に入れます。先だってZOOMのアプリケーションのダウンロードが始まりますが、1分程度で終わります。

ZOOMの使い方

会議は音声と画像を使うビデオ会議であり、WEBカメラ、マイク、スピーカーとインターネット接続の環境があれば参加できます。パソコン以外にスマホでも参加できます。

「会議室の部屋番号」である固有のURLを伝える方法はメールでもメッセンジャーでもLINEでも何でも構いません。URLをQRコードにして配布しても構いません。

ZOOMは無料でも使えますが、多点間の会議は40分で一度切断されます。年間2万円弱の費用で有料会員になっている人が会議のホスト(主催者)になれば時間の制限はなくなります。

会議中には画面の共有やコメントの送信が可能であり、ホストは会議を録画することができます。

有料会員と無料会員

ZOOMユーザーでも知らない人が多い事には、有料会員が自分固有の会議室アドレスを設定できることがあります。会議ごとにアドレスを変えることも可能ですが、自分の固有の会議室を決めて知らせることも可能です。ちなみに固定アドレスは数字10桁で、最初の桁は「1」、「0」以外から選びます。私は携帯電話の番号の頭の「0」を外した10桁を使っています。

固定アドレスを教えると、間違って会議中に以前の会議に参加した人が来てしまうというリスクはあります。その点を理解してアドレスを使い分けましょう。

ZOOM会議とZOOM飲み

ZOOM会議は、プロジェクトメンバーの打ち合わせに最適です。会議前後の移動時間を削ることが可能ですから、遠距離の方々も参加しやすくなりますし、夜間でも開催できます。欠点は会議後の飲み会ができないとこ。それについては、最近「ZOOM飲み」という方法が広がっています。ZOOM会議で接続しながら参加者はカメラの前で缶ビールを開けて乾杯し、飲みながら談話するものです。

さあ、ZOOMを使って仕事やり方を変えてみませんか?