得意分野 発泡成形

発泡成形を特に得意分野とする技術コンサルタントです。

化学発泡剤、物理発泡剤(窒素、二酸化炭素)を使ったプラスチックの発泡成形(主に射出)の技術開発、基礎研究、技術指導を行ってきました。特に超臨界流体を使った微細発泡成形については、ライセンス先への教育も行っていました。

教えられること

  • 発泡成形の原理
  • 発泡成形の利点
  • 発泡成形を導入する際に注意すべきこと
  • 発泡成形がうまくいかないときの対策
  • 発泡成形を行うために適する材料の考え方
  • コアバック発泡

教えられる理由

発泡成形は最も得意とする分野です。2000年から自動車のドアトリム向けに化学発泡剤を用いたコアバック発泡の技術開発のリーダーとして開発を推進しました。工法開発と材料開発の両方から進め、コアバック発泡専用銘柄も開発しました。この銘柄は現在でも発泡用の標準銘柄になっています。

物理発泡に関しては、二酸化炭素をボンベから供給して行う射出発泡成形、超臨界流体(窒素、二酸化炭素)を用いた微細射出発泡成形の応用開発に開発リーダーとして開発を推進しました。

射出発泡成形の欠点である成形品表面のスワールマークを消すために、ヒート&クール成形技術との組み合わせ技術の開発と応用開発に取り組みました。

微細射出発泡成形のプロセスエンジニアとして米国トレクセル社と契約を結びMuCell技術に関する日本国内における装置導入時の初期トレーニングを請け負い、多くの装置立ち上げを支援しました。

独立コンサルタントとして、発泡成形に関する継続的な技術指導やスポットコンサルティングを行っています。

プラスチック成形加工学会では、発泡・超臨界流体利用加工技術専門委員会の委員長として発泡成形を行っている企業の技術者や発泡成形に興味関心を持っている技術者を束ねています。

発泡成形に関しては、専門書籍に単独執筆、監修、分筆の形で多数関与しています。

執筆(発泡に関する専門書籍)

発泡プラスチックの技術と市場 2019(出版:㈱シーエムシー出版、発行:2019年10月)

プラスチックの加工技術 -材料・機械系技術者の必携版-(出版:㈱コロナ社、発行:2016年11月)

プラスチック発泡技術の最新動向(監修:秋元英郎)(出版:㈱シーエムシー出版、発行:2015年9月)

添加剤の作用機構と選定・配合 文献解説集(出版:㈱技術情報協会、発行:2012年3月)

最新プラスチック成形技術 ~高付加価値成形から新素材、CAE支援まで~(出版:㈱エヌ・ティ・エス、発行:2011年10月)

プラスチック加飾技術の最新動向(出版:㈱シーエムシー出版、発行:2010年6月)

自動車部材への応用を中心とした樹脂発泡成形技術と適用事例(出版:㈱技術情報協会、発行:2009年10月)

発泡成形【材料・設計・成形・評価・製品応用・微細化】(出版:㈱情報機構、発行:2008年10月)