ネガティブな理由で独立を考えていると成功しにくい
「独立したい理由は何ですか?」に書いたように、独立したい理由は人それぞれです。
それらの理由にはポジティブな理由とネガティブな理由があるのはお分かりだと思います。
仕方なく独立した人は、「安定」が欲しいので独立を楽しむことが出来ません。稀に舞い込む仕事をこなしながら求職活動をするか、諦めてリタイア生活に入り込むかのどちらかに落ち着きます。
定年退職者に多いのは、辞めた会社のことをいつまでも「うちの会社」という言い方をすることです。辞めた会社との関係を自分自身で断ち切ったのではなく、断ち切られたからです。
独立の理由が現実からの逃避でも困ります。逃げるのが動機であると、常に何かから逃げ続けるようになります。どのような場、状況でもプラス面とマイナス面があります。
マイナス面に目が行きやすい人は行った先で新しいマイナス面を見つけます。
一方で、自分のミッションとパッションから動かされる場合はどうでしょうか。
一度しかない人生をどう生きるか。何のために生きているのか。本当にやりたいことは何なのか。そのようなことを考え抜いた上で、夢の実現のために独立する。
そのようなポジティブな動機で独立すると、少々の苦境は何とも思わないでしょう。
もし、2番目の何かから逃げたいという動機であれば、その動機を書き換えることは可能です。自分の「できる」「すき」「やるべき」を整理していくと、ポジティブな動機が見えてくるかも知れませんね。