アドバイスも時とともに変わっていく(古い情報に注意せよ)

私が日本技術士会の「技術士開業支援実行委員会(現在技術士活性化委員会に再編)」の委員であった2015年に、技術コンサルタントガイドブック第4版に「技術士事務所開業の苦労話、失敗談」を書いた。その内容は2010年に51歳で独立し、仕事の環境を整えたり、知名度を高めるために行ってきたことを紹介したものである。

その内容をこのサイト用に書きなおしたものはこちら

あれから2年経ち、第5版に改定するにあたり、上記記事をそのまま収録して構わないかとの問い合わせを受けた。その場では了承したものの、内容の古さに愕然とした。そこで何が変わったか整理してみた。

ホームページは自分で作らずに2010年に専門業者に委託して制作したが、自分で修正することが難しく、スマホ対応もしていない状況であり、ワードプレスで全て作り直した。2010年に30万円かけ、その後の修正に約20万円投入したホームページは、マンツーマンワードプレス1日講座(3万円)でリニューアルした。今では、自由に自分で追加修正が可能である。2010年当時の判断は正しかったが、時代が変わったのである。自分で全て制作するのでもなく丸投げするでもない個別指導は、今ならミラサポの活用も可能である(ただし、よろず支援拠点への相談が必要)。

私が受けた講座→ 1日で作るワードプレスでホームページ制作講座

最初の頃メールはアウトルックを使っていた。これだと受信メールはPCでもスマホでも受けられるが、送信メールは送信媒体のローカルに保存され、不便であった。もっとも、2010年ころはスマホをつかってはおらず、常にノートPCを持って歩いていたので問題が顕在化しなかったが、スマホでもメールを受けるようになって困るようになった。そこで、メールアドレスを変えずにメールサーバーをGメールのサーバーに引越すという方法で、送信メールもGメールのサーバーに保存されるようになった。(このとき、千葉県産業振興センターの専門家派遣制度を利用して情報工学の専門家の指導を受けた。)

参考にしたサイトはこれだが、専門家の指導を受けて正解

名刺管理のやり方も変えた。千葉県支部会報第2号(2015)ではsansanを使った名刺管理を紹介している。当時は年間30万円払って年間1000枚ペースで溜まる名刺を管理するにはリーズナブルと考えていた。しかし、最近はEight(運営はsansan)の年間4000円のプランで名刺の取り込み・データ化・ダウンロードが可能になったので、Eightに乗り換え、その一方でSalesforce(顧客管理システム)を導入してEightからダウンロードした名刺情報をセールスフォースにアップロードしている。費用は年間30万円かかるが、sansanに払う30万円よりもセールスフォースに払う30万円の方が価値あると感じている。

セールスフォースの費用は1IDいくらという計算方法であり、個人事業主やひとり社長の場合には1IDの契約でセールスフォースが使えるので、実は非常にお得なのである。

セールスフォースのページはこちら

アドバイスも時とともに変わっていく(古い情報に注意せよ)” に対して1件のコメントがあります。

コメントは受け付けていません。